無人のエルプフィルハーモニー大ホールでピアノを弾くクリスティアーネ・ベーン

Christiane Behn

クリスティアーネ・ベーン ― コンサートピアニスト・ピアノ教育者

開いたピアノのそばで微笑むクリスティアーネ・ベーン

プロフィール

クリスティアーネ・ベーンは、5歳のときに祖父から初めてピアノの手ほどきを受けました。その後、ハンブルク音楽演劇大学に進学し、ヤラ・ベルネッテ、エルギン・ロート、コンラート・ハンゼンの各氏に師事しました。修了演奏では、ハンブルクの大ライズハレにおいてプロコフィエフのピアノ協奏曲第3番を演奏し、演奏家資格課程(Konzertexamen)を修了しました。

ソリスト、歌曲伴奏者、室内楽奏者として国際的に演奏活動を行う一方、ヨーロッパ、北米、南米、アジア各地でマスタークラスを開催しています。これまでの主な出演会場には、ベルリン・フィルハーモニー、フランクフルトのアルテ・オーパー、ハンブルクのライズハレ、シュレースヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭などがあります。彼女の音楽活動は数多くのCD録音に収められ、各種音楽ストリーミングサービスでも聴くことができます。

レパートリーはバッハ、ベートーヴェン、ブラームス、ドビュッシーの作品をはじめ、室内楽作品や高度な編曲作品にも及びます。なかでも、ワーグナーの《トリスタンとイゾルデ》や《パルジファル》、さらにピアニストの先祖にあたるヘルマン・ベーンによる編曲版のマーラー《復活交響曲》など、2台ピアノのための大規模な作品にも取り組んでいます。

2013年からは、自ら発案した「ハンブルク・モンタークサロン」を主宰しています。このサロンでは、室内楽の演奏と、芸術・文化・社会的なテーマをめぐる対話を融合させています。また、家族が受け継いできた音楽の伝統との個人的なつながりを、1912年に曾祖父が購入した、製造番号が連続する2台のスタインウェイB型グランドピアノを通じて大切に守り続けています。

ピアノにもたれるクリスティアーネ・ベーン

指導

2010年よりハンブルク音楽院で教鞭を執り、学生や特に優れた若手ピアニストを指導する自身のピアノクラスを担当しています。指導する生徒には、ハンス・カウフマン財団の奨学生も含まれます。また、スタインウェイ・コンクールや「ユーゲント・ムジツィールト」の州・全国レベルの審査員を務めるほか、国際的なマスタークラスの講師としても活動し、長年にわたる演奏家としての経験を次世代の音楽家の育成に注いでいます。

彼女の指導では、確かな基礎に裏打ちされたピアノ演奏技術と、音楽表現に対する深い理解を結びつけることを大切にしています。一人ひとりの個性に応じた表現を育み、技術的な完成度や音楽的な繊細さを磨くとともに、自立した芸術家としての人格を形成することを指導の中心に据えています。

アルバム「Klänge und Düfte … Claude Debussy」のジャケット

新譜

Klänge und Düfte …
Claude Debussy

クリスティアーネ・ベーン(ピアノ)

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